新型コロナウィルスの影響で色んなイベントが中止になっていますね?
マラソン大会もその一つですね(>_<)
マラソン大会は中止になると参加費が返金されると思っていたのですが、返金されないというのが当たり前という口コミを見かけました。
なぜ返金されないのかが気になったので理由を調べてみました。
ニュースでは東京マラソンの参加費用が返金されないということで話題になりましたが、他のマラソン大会でも同様の対応なところがほとんどです。
マラソン大会で参加費が返金されないことに対する世間の反応や返金されない理由を詳しく見ていきましょう。
マラソン大会参加費が返金されないことに対してのネットの反応は?
まず最初にマラソン大会の参加費が返金されないことに対して世間の反応を集めてみました。
返金がなくても当たり前派
ありがとうございます。
僕の場合、過去にマラソン大会中止で何回も返金なしでお金をどぶに捨ててるってのもありますが、エントリーするときにも、もしもの時は返金されない覚悟でエントリーしてます。
マラソン特有のものだと思ってます。— たなとも@04/19富士五湖100km(初100km) (@deep1025) February 17, 2020
マラソン大会中止なんて珍しい事じゃないし、返金されないのも当たり前なにの東京マラソンだけ騒いでるのって違和感あるな〜
マスコミそんなに煽って何がしたいの?#東京マラソン— タカ🦅🇯🇵 (@taka7802) February 18, 2020
「マラソン大会中止時に参加料返金ナシは当たり前で、規約にも書いているしランナーにとっては常識。つまり文句を言ってる奴は、自分がモノ知らずな部外者だと公言しているに等しい」とな。納得。記事化した人も知らなかったなら、プロ記者失格だわな。
— 彩 (@aya_promenade) February 17, 2020
確かに逆に金くれるなら走ってやるって感じだな私の場合…いや頼まれても走らんなやっぱり。>RT
それはさておき、マラソン大会中止でエントリー代返金されないのは、界隈ではわりと当たり前の話だったはず。それまでの準備もあるし、黒字出ないくらいのギリギリで運営してるだろうし。— わるもの (@mo_no_152) February 19, 2020
返金がないことに対して疑問ありの人
村上春樹がどっか海外の田舎でランニングしてたら、現地の人に「体に悪いからやめな」って言われて戸惑う、みたいな話あって文化的な違い興味深いって思ったけど、マラソン大会中止になっても返金されないっての、理屈はわかるけどマラソンしない自分からするとかなり不条理に感じてしまう。
— jun (@jun21) February 18, 2020
円谷マラソン大会中止か!!
てかてか、なんで大会申し込みの参加費のやつ返金されないのw
記念品って言ってもTシャツぐらいだろww
運営それはおかしいだろww— ( ̄。 ̄) (@jiroudade) October 15, 2019
マラソン大会中止で返金されないカネって、一体どこに消えてるのかな…🤔
— Aki (@arthurashe17) October 8, 2019
マラソン大会が中止になった場合、返金されない参加費はどのように使われるのか…知りたい。#マラソン大会中止
— clim-alps-onna (@AlpsOnna) October 28, 2017
マラソン大会中止で、規約通り返金しないのが当たり前になってきますね😖
早々に中止にして、半額でも1/4でも返金するところがあってもいいと思いますけどね⁉️#マラソン中止— Toshi (@goaltoshi) February 24, 2020
マラソン大会で参加費が返金されない理由は?
マラソン大会で返金されない理由を見ていきます。
マラソン大会の利用規約にあるから
マラソン大会で参加費が返却されない理由として、マラソン大会の規約に中止の場合は返金しないという文言があることが多いようです。
いくつかのマラソン大会の規約をチェックしてみました。
エントリー後キャンセルの場合でも参加費は一切返金致しません。また、地震・風水害・事件・疫病等により大会が中止となった場合も参加料・手数料の返金はいたしません。ご了承ください。
<免責事項>
天災・事件・事故・気象状況の悪化などの不可抗力の事由によって、安全確保のためにイベント中止またはラン内容変更があった場合において、イベントへの参加のために要した諸経費(参加費を含む。)の支払請求を行わないことを承諾します。一旦入金された参加費はいかなる理由でも返金できない事を承諾し、イベント期間中に自らのラン用具の紛失または盗難に対しては、イベント主催者の重大な過失がある場合を除き、イベント主催者に対し保障を求めないことを承諾します。
主催者の責によらない事由(地震・風水害・降雪・事件・疾病ほか)で大会が中止になった場合、参加料の返金等は一切行いません。
災害や疫病などで大会が中止になった場合返金は行いませんとありますね!!
しかし、規約に書いてあるからだけでは納得できない方も多いようです。
なぜ、いかなる時も返金に応じないとされているのでしょうか?
マラソンは基本赤字運営??
マラソン大会は開催される前からすでに赤字運営に近い状態ということが調べてみると分かりました。
マラソン大会を開催するにあたって費用がかかる部分
- 交通規制
- 警備安全対策
- 医療救護体制
- コース沿道対策
などがあります。
東京マラソンの開催にあたっては、その運営に約19.7億円の経費(EXPOや関連イベントにかかる経費は除く)(2018大会実績)を要します。これは、参加ランナー一人当たりに換算すると約54,800円(2018大会定員)の費用となり、この費用のうち多くの部分は準備段階で必要となるものです。経費の内訳は以下のとおりとなり、これらの経費については、開催に向けた1年間の準備にかかるものも含め、多くの部分が大会開催直前の段階で、履行や制作済である、もしくは発注や手配済みのものです。
このため多くのマラソン大会では参加規約の中に、大会中止の場合にも参加料を返金しない旨を明記し、ランナーの皆さんに同意をいただいており、東京マラソンにおいても、原則として参加料は返金しないこととしております。
ちなみに実際に参加者が支払う参加料金(2020年度)は
国内ランナー:1万6200円
海外ランナー:1万8200円
ということは開催準備前にかかる費用の方が上回ってしまう計算になりますね(>_<)
さらに参加賞の郵送費用など本来かからなかった費用が上乗せされるので、さらに赤字になってしまうようです・・・
赤字になるのにマラソン大会を開催する理由って?
開催前から赤字になるのになぜマラソン大会を開催するんだろうと疑問に思いませんか?
マラソン大会は開催前でランナーの参加費用だけだと赤字ですが、開催すると経済効果があるんですね!
つまりマラソン大会開催での利益は参加者の参加費ではないようです。
だから開催しなかったとき、主催者も誰も利益を得られずむしろ赤字になってしまうんですね(>_<)
ランナーが走る環境を整えようと思うと一人当たり本来は4~5万かかるところを主催者やスポンサーが負担します。
主催者が自治体だと税金を使うことになるようです。
主催者:市民の健康促進、経済効果
スポンサー:スポーツメーカーなど自社アイテムの宣伝ができる
開催すると3者ウィンウィンですが、中止にすると利益がなく赤字になるというシステムなんですね(>_<)
マラソン大会中止で参加料返金がない理由まとめ
マラソン大会の参加料金が返金できない理由は開催前からかなりお金がかかる準備が必要なこと。
マラソン大会の利益が参加者の参加料ではないこと。
東京マラソンは次回からその点についても対策を練っていることなどがわかりました。
中止することで参加料が返ってこなくて誰かがそれで得をしているということはないようです。
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